抜け毛や脱毛に多くの方がストレスや心配を抱えています。
そんな時はひとりで悩まずお気軽に相談ください。
毛髪の専門家として
抜け毛の要因や解決方法、ケアの仕方について説明致します。

牽引性脱毛症
牽引性脱毛症とは、毛包が引っ張られたり、繰り返し負担がかかったりすることによってしなやかで健康的な髪を生み出せなくなる症状です
きついポニーテールや三つ編み、エクステなどが原因になることが多く、ストレスがかかればかかるほど毛包が弱まり、髪の毛に栄養や血液が十分に行き届かなくなります
それがふわふわとした細毛や抜け毛につながります。
アドバイス:
まずは自分の髪質を理解。
「髪の密度(髪の毛の本数)や太さに加え、しなやかさを知っておくと良いでしょう。
そうすれば、頭皮の負担になるヘアスタイルや行為が何なのかを知ることができます」
髪質を理解した上で、扱い方やスタイリング方法に気を付けましょう。
例えばポニーテールもきつく結ばない。
複雑なヘアスタイルは急いでやらない等。
またエクステをつける時もきつく感じたらすぐに外しましょう。
繰り返し同じヘアスタイルを選ばないのも大切。
同じ方向にずっと引っ張られたり、ストレスがかかったりることが牽引性脱毛症の要因のひとつなので、
ヘアスタイルを変えることで防ぐことができます。
頭頂部遠心性瘢痕性脱毛症(CCCA)
頭頂部遠心性瘢痕性脱毛症(CCCA)とは、
アフリカ系女性で発症率が高い脱毛症の一つ。
頭頂部に円形型の脱毛を特徴です。
女優のヴィオラ・デイヴィスが雑誌『Vulture』のインタビューで、CCCAと思われる症状について語っており「ある日、起きたら頭頂部の髪が丸っと抜けていた」と話しました。
遺伝による発症の可能性が高いですが
ホットコームや縮毛矯正、三つ編、エクステの使用も要因となります。
CCCAにかかれば、
毛包が傷つくことで髪が生え戻ることが難しく
そのためすぐに治療が必要です。
アドバイス:
ヘアスタイルを変えてみよう
もし抜け毛や脱毛で悩んでいるなら、髪のスタイリング方法ひとつで負担を軽減することができます。
ロングヘアーからミディアムヘアに変えたり
ミディアムヘアからショートヘアに変えたり等
頭皮に負担をかけすぎないように心がけましょう。
基本的に髪が細ければ、あまり長く伸ばさない方がいい。長くなればなるほど髪の毛は弱まり、痩せ細った印象を与ます。
ショートヘアーでもレイヤーをつければボリュームを出すことができます。
細い髪には過度なスタイリングやプロダクト使い過ぎは厳禁。
ボリュームを出すためにスタイリング剤を沢山使いがちだが、
スタイリング剤を多用するのではなく、髪のうるおいを守り、ハリを出す方が効果的。
もし抜け毛が気になり出したら
髪の分け目を変えたり、
脱毛した箇所には髪用メイク製品で頭皮の隙間を埋めるのも良いです。
抜け毛がひどい場合は皮膚科専門医師に相談することをお勧めします!
ストレスとライフスタイル
ストレスは心身ともに影響を及ぼし、もちろん髪の毛もその一部です。
ストレスが溜まると体内のコルチゾールレベルが上がり、体が“サバイバルモード”になる。
毛髪科学の学者は
「この“サバイバルモード”に入ると、体は重要な栄養やエネルギーを脳や筋肉といった大切な部分に集中させるため、髪に栄養が届かなくなり、ホルモンバランスも崩れ、その結果髪が生え変わるサイクルを乱したり頭皮の健康を損なう」と説明します。
髪のサイクルが乱れ、長期間、髪の毛が生えてこない“休止期間”が長くなるという
休止期脱毛症に陥る可能性がある。
この場合、ストレスが緩和されれば症状が改善されます。
細毛には
鉄分やビタミンD、ビタミンB12、タンパク質不足の可能性も考えられるのでバランスの良い食事を。
タンパク質は髪の毛を強くするケラチンの元になるため、
ベジタリアンやヴィーガンの人は気を付けないと髪のツヤやボリュームを失う可能性が高まります。